2011年02月27日

ほめて育てる





今日の連載の中にある尾藤さんのこんな一言

 「私の基本はほめて育てること。
  選手がどん底に落ちる前に、まず自信をもたせるんです」

とありますが、これに見合う発言を残している教え子はいないのではーー?
練習は厳しく、試合ではどーんと構えて安心感を与えるとか、
ベンチでニコニコしているが、試合後に細かなチェックが入るとかー
いえいえ、きっと悩んでいる選手にいろいろと声をかけたのだと思いますが
他の印象の方が皆さん強いのではと推察します。

でも、あるプログにこんなエピソードがありました。
漫才師のかつみは春夏連覇のメンバー、テレビで高校時代の箕島での野球部の
ことを真剣に語っていたことがあり、
最後の夏、みんなの投票で、ベンチ入りが決まるとき、
自分には、自分で入れた1票だけ。
その夜、自分のポジションのところにあおむけになって、一人で校歌を歌ったという。
その話を聞いた尾藤さんは
「あの子は足の速い子やった。押入れを整理していたら、
 昔のあの子の書いた野球ノートが出てきたんで、読み返したんや。
 結婚式のときに持っていったんやで」

すべての選手に目配りしていたことが伺われる話ですね。

尾藤さんの高校3年の夏といえば、
春の選抜には海南高が出場したが、2回戦で法政二高に破れています。
夏の和歌山大会の決勝では、新宮高が海南高を破ったものの、
紀和決勝で御所工業高に破れ、2年連続で甲子園出場を奈良勢に
譲ることになったと記録に有ります。

トンさんというニックネームや監督時代の体型から、
チーム1の俊足だったというのはイメージがわきにくいのですが
当時の写真を見れば、不思議はないかもー。  


Posted by 一球入魂 at 14:10Comments(13)