2011年06月17日

延長に強い箕島

 箕島高校は甲子園の延長戦で負けたことがない
というデータがあるそうです。
 今日の「尾藤魂」で描かれた準決勝のPL戦は、
まさにそのなかでもハイライトの一つですね。

 もちろんその中でも白眉となるのは夏の星稜戦
でしょう。
 この年、春は4試合のうち準決勝と決勝、
夏は5試合のうち3回戦の星稜戦と準決勝、決勝が
1点差ゲームでした。
 さぞや尾藤さんの胸中は、ハラハラドキドキの
連続ではなかったかと思われますが、意外にも
こんな談話が残されています。

  監督によっては1球ずつキャッチャーにサインを
  出す人もいるみたいですけど、僕はそういうこと
  を一切しません。
  守りに行ったらすぐベンチ裏にタバコを吸いに
  行ってましたからーー。
  『ああ、ランナーを出したな』とか『得点を入れられ
   たんかなあ』とか、
  歓声を聞きながらタバコを吸ってましたね」

さて、春の決勝。PLに続いて浪商と、関西対決となった79年。
準決勝までが12打数2安打と不振だった四番打者北野選手は
いかに戦ったのか。
明日の展開が待ち遠しい「尾藤魂」です。  


Posted by 一球入魂 at 12:15Comments(4)