2011年06月06日

科学は素直な心から

 土曜日の「チームドクター誕生」を読んで
尾藤さんって、なんと素直な人なんだと思いましたね。

それが本来の性格なのか、社会人勤めを経て身に付いた
ものなのかはわかりませんが、私たちの小さなときは
学校の体育でも、ランニング中は水を飲むなという教え
でしたから、いかにお医者さんのいうこととはいえ、
当時の常識からすれば、????という教えですからーー。

楠本先生は後に「医者が診断する高校野球」という本の中で

 相手は肉体的にも精神的にも完成されていない、
 未熟な子ども達である。
 指導法を一歩誤ると人間として取り返しのつかないことになる。

と、警告を発しています。また、高校野球の役割についても

 選手が社会に出てから精神面でも体力面でも一人前の大人として
 仕事をしていくための場でなければならない

とも記しています。
この辺り、先日の「野球だけが人生じゃない」という尾藤さんの
一言とも通じるものがあり、優れた指導者たるものは柔軟な心の
持ち主なのだといまさらながらに感心する次第です。



Posted by 一球入魂 at 15:58│Comments(0)
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