2011年02月16日

東尾さんとノック

東尾さんとノック



「甲子園優勝校物語」という本があって、
甲子園で優勝した85校の、勝利までの軌跡が描かれています。

この本の巻頭には、箕島高、尾藤公監督と横浜高、渡辺元監督の
対談が掲載されていて、
この中で、両監督は偉大なエースとの出会いによって、
大きく野球人生が変わったと語っています。
箕島の尾藤監督は東尾修さんを、
横浜の渡辺監督は永川英植を挙げています。
両監督は、この二人の投手によって甲子園に導かれ、
輝かしい歴史の第一歩を歩み始めたというのです。

後の活躍を見れば当然のように見えるかもしれませんが、
まだ中学生の頃の素質を見抜いた慧眼が、両監督の名声の
源にあるように思います。

先日のTV番組「@あっとテレわかータイムトラベルー」では、
東尾修さんが出演して、平安高校の受験が終わってから
尾藤監督が家を訪れ、熱心に誘ったというエピーソードを
語っておられましたね。


また尾藤監督は
「ノックにやりがいみたいなものを感じながら、やっていました。
 一球、一球気持ちをこめて、この子ならここまでこれるとか、
 いろんなことを考えてやります・・・。
 守備範囲が広くなって欲しい、精神的にも逞しくなってほしい、
 そんな思いを込めながらやる。」

また渡辺監督も
「選手との会話は言葉だけではない。
 一本のノックを通じての「対話」は野球教育の不可欠な要素。
 子供たちと一緒に成長するという気持ちが大事。」

と、共にノックがどれほど重要であるかを
語っているところが面白いですね。

大監督のお二人が最も基本的な練習「ノック」に
選手への気持ちを込めていたというところは、
ある意味、納得でもあります。

「@あっとテレわか」でも当時のノックの映像が有り
厳しく、しかも愛情あふれる尾藤監督の眼差しを
伺い知ることができました。

今週、18日(金)の特別編では、
どんなシーンが見られるのでしょうか。
こちらも楽しみなところです。



Posted by 一球入魂 at 09:51│Comments(2)
この記事へのコメント
朝日新聞さんであろう車に、尾藤さんのポスターが貼り付けられていました。
さすが尾藤さんの応援団!心強いですね。
2/20スタート!今から心待ちにしています。
Posted by 尾藤スゴス at 2011年02月16日 11:32
尾藤さんは和歌山の英雄ですねー
がんばれ尾藤さん!!
いつまでも応援してますよ!
Posted by 尾藤さんLOVE at 2011年02月16日 12:49
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。